「再発性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫患者を対象としたcopanlisib(リツキシマブ併用)の有効性及び安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照、第III相臨床試験:CHRONOS-3」が「参加者募集中」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。

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再発性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫患者を対象としたcopanlisib(リツキシマブ併用)の有効性及び安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照、第III相臨床試験:CHRONOS-3

▲JAPIC 臨床試験情報ホームページ

この臨床試験の対象となるのは、「組織学的にCD20陽性の低悪性度非ホジキンリンパ腫(iNHL)と確定診断」された患者で、「濾胞性リンパ腫Grade 1、2又は3a」または「診断時及び治験組入れ時にリンパ球絶対数5 x 109/L未満 の小リンパ球性リンパ腫」または「リンパ形質細胞性リンパ腫/Waldenström型マクログロブリン血症(LPL/WM)」または「辺縁帯リンパ腫(脾臓、節性、又は節外性)」の組織型に分類される患者であることや、「リツキシマブを含む 1ライン以上の治療歴のある再発患者(完全奏効後の再発又は部分奏効後の進行)」であるなど、一定の条件を満たす再発した低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫の患者さんとされています。

この臨床試験の目的は、「リツキシマブを含む1ライン以上の治療歴のある再発性低悪性度非ホジキンリンパ腫(iNHL)患者で、copanlisibをリツキシマブと併用した場合のPFSの延長について、プラセボ(リツキシマブ併用)に対する優越性が認められるかどうかを評価することである。さらに、copanlisibの安全性及び忍容性についても評価する」とされています。実施責任組織は「バイエル薬品株式会社」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

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