再発・難治性低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「1回以上のベンダムスチンを含む治療レジメンが投与された再発・難治性低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫患者を対象とするベンダムスチン+リツキシマブ併用療法の安全性と有効性を検討する多施設協同臨床第II相試験」が、2013年7月11日付で登録、公開され、「限定募集中(参加医療機関受診中の患者が、基準を満たす場合に被験者になれる)」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
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ベンダムスチン+リツキシマブ併用療法の臨床第2相試験

▲ベンダムスチン+リツキシマブ併用療法の臨床第2相試験

この臨床試験の対象は、「組織診において病理学的に低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫と診断された患者。なお、病理判定は原則として再発時に再生検を実施すること」「前治療にてベンダムスチンを含む化学療法が実施された患者」など、一定の条件を満たす再発・難治性低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫の患者さんとされています。

この臨床試験の目的は、「1回以上のベンダムスチンを含む治療レジメンが投与された再発・難治性低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫患者を対象とするベンダムスチン+リツキシマブ併用療法の安全性と有効性を検討する」とされています。この臨床試験の概要は、「リツキシマブ 375 mg/m2 (Day1)+ベンダムスチン 90 mg/m2(Day1及びDay2) その後、26日間(Day3~Day28)の経過観察を行う。これを1サイクル(原則28日間)とし繰り返し投与する(最大6サイクル)」とされています。この臨床試験の責任研究者所属組織は「防衛医科大学校血液内科」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

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