濾胞性リンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「CD20抗原陽性の未治療 進行性 濾胞性リンパ腫に対するR-CHOP療法難反応症例へのBR療法の有効性と安全性の検討:臨床第Ⅱ相試験」が、2014年4月24日付で登録、公開され、「限定募集中(参加医療機関受診中の患者が、基準を満たす場合に被験者になれる)」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
>>UMIN CTR 臨床試験登録情報

 

R-CHOP療法難反応症例へのBR療法の臨床第2相試験

 

▲R-CHOP療法難反応症例へのBR療法の臨床第2相試験
(UMIN CTR 臨床試験登録情報)

この臨床試験の対象は、「進行期 (Ann Arbor stage III/IV) もしくは7cm以上のBulky 病変を有するstage IIのろ胞性リンパ腫」「FLIPI2で intermediate~high risk」など、一定の条件を満たす患者さんとされています。この臨床試験の目的は、「CD20陽性で未治療進行期の濾胞性リンパ腫(FL)に対して、 R-CHOP療法2コース施行後の有効性判定により、完全奏効に至らない効果不十分症例(R-CHOP難反応群)に対して、BR療法を最大6コース実施し、早期効果判定に基づく治療法変更の有効性と安全性を検討する 」とされています。

この臨床試験の概要は、「R-CHOP療法2コース施行後、CR判定が得られない部分奏功以下(PR、SD、PD)の難反応群に対し、BR療法を6コースまで施行する」「リツキシマブ:Day 1 375mg/m2/日、Div」「ベンダムスチン:Day 2 、Day 3 90mg/m2 Div」とされています。実施責任組織は「近畿大学医学部附属病院血液・膠原病内科」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

(関連リンク)

>>臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)

>>臨床試験(治験)への参加を考えている方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)