中高悪性度非ホジキンリンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「再発・難治性アグレッシブリンパ腫に対するリン酸フルダラビン、静注ブスルファン、メルファランによる移植前治療レジメンを用いた同種造血幹細胞移植の安全性と有効性の検討(単施設前向き臨床試験)」が、2014年5月13日付で登録、公開され、「限定募集中(参加医療機関受診中の患者が、基準を満たす場合に被験者になれる)」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
>>UMIN CTR 臨床試験登録情報

 

リン酸フルダラビン、静注ブスルファン、メルファランによる同種造血幹細胞移植の臨床第1相試験

 

▲リン酸フルダラビン、静注ブスルファン、メルファランによる同種造血幹細胞移植の臨床第1相試験
(UMIN CTR 臨床試験登録情報)

この臨床試験の対象は、「初回化学療法中の増悪例、初回化学療法後12ヶ月以内の早期再発例、初回化学療法後12ヶ月経過後の再発でサルベージ療法に対して部分奏効以上が得られない症例、大量化学療法併用自家移植後の再発例、幹細胞動員不良例、のいずれかに該当する再発または難治性アグレッシブ非ホジキンリンパ腫」「HLA A/B/DR6遺伝子座完全一致血縁末梢血/骨髄・非血縁骨髄、HLA A/B/DR2抗原以下の不一致、全有核細胞数≧2×107/kgの臍帯血、のいずれかのドナーが得られる」など、一定の条件を満たす患者さんとされています。

この臨床試験の目的は、「再発・難治性アグレッシブ非ホジキンリンパ腫に対し、リン酸フルダラビン180 mg/m2、静注ブスルファン12.8 mg/kg、メルファラン80 mg/kgによる移植前治療を用いた同種造血幹細胞移植の安全性と有効性を検討する 」とされています。この臨床試験の実施責任組織は「虎の門病院血液内科」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

(関連リンク)

>>臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)

>>臨床試験(治験)への参加を考えている方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)