既に本日大きく報道され、ご存知の皆様も多いことと存じますが、日本を代表する名優のお一人である高倉健さんが、悪性リンパ腫にて逝去されました。突然の訃報に、謹んでお悔やみ申し上げます。
悪性リンパ腫は白血病などと同じ血液のがんであり、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植(骨髄移植)などの治療が行なわれます。国立がん研究センターがん対策情報センターによる2012年のがん死亡者数によりますと、2012年に国内でがんで亡くなられた36万963名(男性21万5,110名、女性14万5,853名)のうち、2012年に国内で悪性リンパ腫で亡くなられた方は、男性で6,102名(がんの部位別で10位)、女性で4,783名(同10位)でした。
>>部位別がん死亡数(2012年)(国立がん研究センターがん対策情報センター)(PDF)
また、国立がん研究センターがん対策情報センターによる2014年のがん予測罹患者数によりますと、2014年に国内で新たに悪性リンパ腫と診断される推定国内罹患者数は、男性で15,300名(がんの部位別で10位)、女性で12,600名(同9位)とされています。
>>2014年のがん統計予測(国立がん研究センターがん対策情報センター)
グループ・ネクサス・ジャパンの会員の皆さまをはじめ、今この瞬間も多くの患者さんやそのご家族の皆さまが、リンパ腫と向き合われています。そのお一人お一人のご闘病が、少しでも良い方向に向かうよう、改めて祈念申し上げますとともに、社会の皆さまのご理解とご支援をお願い申し上げます。また、高倉健さまをはじめ、リンパ腫と向き合い、旅立たれた皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。
>>高倉健さん死去 83歳「幸福の黄色いハンカチ」(朝日新聞)
>>高倉健さん死去:「不器用な男」日本人の美学重ね(毎日新聞)
>>俳優の高倉健さんが死去 83歳 悪性リンパ腫(産経新聞)
>>俳優の高倉健さんが死去 「幸福の黄色いハンカチ」(日本経済新聞)