◆世界リンパ腫デーについて
世界60カ国の悪性リンパ腫患者会・関連支援団体で構成されるリンパ腫連合(Lymphoma Coalition、本部カナダ)は、毎年9月15日を「世界リンパ腫デー」として、世界的なリンパ腫啓発活動を展開しています。一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパンは、同連合に日本より加盟する正会員団体として世界リンパ腫デーの趣旨に賛同しています。詳細はリンク先をご参照ください。
>>World Lymphoma Awareness Day
◆ライムグリーンリボンキャンペーンについて
ライムグリーン色のリボンは、海外のリンパ腫患者団体でも使用されているもので、安らぎと新たな命の息吹を表します。多くのサポートによる安らぎの中で、患者が化学療法や骨髄移植などの治療を経て克服し、新たな命の一歩を踏み出せるよう願うものです。ライムグリーンリボンキャンペーンについては、多くのリンパ腫の患者さんやご家族、医療関係者の皆さまなどにご賛同をいただいてきました。今年も「世界リンパ腫DAY 2023 ライムグリーンでうめつくそう!」と題してキャンペーン活動を行います。詳細はリンク先特設サイトをご参照ください。
>> 世界リンパ腫DAY 2023 ライムグリーンでうめつくそう!
◆リンパ腫の国内患者数について
リンパ腫は白血病などと同じ血液のがんです。血液がんの中では国内患者数が最も多く、増加傾向にあることから、リンパ腫の患者さんやご家族は皆さまのご理解とサポートを必要としています。国立がん研究センターより発表された「がん統計予測/がん罹患数予測(2022年)」によりますと、リンパ腫の国内予測罹患数(2022年)は男性19,900人、女性17,200人、男女計で37,100人とそれぞれ予測されており、男性の国内部位別予測罹患数で9位、女性で7位、男女計で8位の予測罹患数とされています。
>>(出典・参考)がん統計予測/国内がん罹患数予測(2022年)(国立がん研究センターがん情報サービス)
◆リンパ腫とは
リンパ腫は血液のがんです。白血球には好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類がありますが、このうちリンパ球ががん化する病気です。リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分類され、非ホジキンリンパ腫はB細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、NK細胞リンパ腫に分類されます。細かく分類すると100種類近くの病理分類があり、それぞれで病態や治療が異なる場合があります。眼や皮膚、脳など特に希少なリンパ腫もあります。
>>(出典・参考)リンパ腫の病気について(国立がん研究センター)
◆リンパ腫の症状について
リンパ節は全身にあり、リンパ腫の病変は全身の様々な臓器に出現する可能性があります。リンパ腫によるリンパ節の腫れは痛みを伴わない(無痛性のリンパ節腫脹である)場合が多いです。原因不明の発熱や体重減少、大量の寝汗(盗汗)などの全身症状を伴う場合もあります。ただし、リンパ節が腫れる原因は細菌やウイルス等の感染症による腫れ(反応性のリンパ節腫脹)をはじめ、リンパ腫以外にも多くあります。
>>(出典・参考)リンパ腫の病気について(国立がん研究センター)