「難治性造血器悪性疾患に対する、移植後減量シクロフォスファミド大量療法を用いた血縁HLA半合致同種造血幹細胞移植(OCU16-2)」が「限定募集中(参加医療機関受診中の患者が、基準を満たす場合に被験者になれる)」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。

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難治性造血器悪性疾患に対する、移植後減量シクロフォスファミド大量療法を用いた血縁HLA半合致同種造血幹細胞移植(OCU16-2)

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この臨床試験の対象は、「難治性造血器悪性疾患の患者」で、「成人T細胞性白血病/リンパ腫」の場合は「急性型、リンパ腫型でPartial remission(PR)以上の症例」、「悪性リンパ腫」の場合は「WHO分類(2008)で分類されている悪性リンパ腫で自家移植後再発または化学療法の感受性を有しないため自家移植の適応外症例、あるいは病勢が強く通常化学療法で疾患のコントロール不良の症例」など、一定の条件を満たす患者さんとされています。この臨床試験の目的は、「HLA血清型抗原適合の血縁ドナーを有しない予後不良または、治療抵抗性の造血器悪性疾患の患者に対して、減量した移植後シクロフォスファミド大量療法を用いた、血縁HLA半合致同種造血幹細胞移植を行い、安全性・有効性を検討すること」とされています。研究責任者の所属組織は「大阪市立大学大学院医学研究科血液腫瘍制御学」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

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