濾胞性リンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「CD20陽性低腫瘍量濾胞性リンパ腫患者に対する一次治療におけるPF-05280586とリツキシマブを比較する、無作為化、二重盲検、第3相試験」が「参加者募集中」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
>>JAPIC 臨床試験情報ホームページ

CD20陽性低腫瘍量濾胞性リンパ腫患者に対する一次治療におけるPF-05280586とリツキシマブを比較する、無作為化、二重盲検、第3相試験

▲JAPIC 臨床試験情報ホームページ

この臨床試験の対象となるのは、「組織学的に確定診断されたCD20陽性濾胞性リンパ腫の患者」「Ann Arbor 分類がII,IIIまたはIV期の患者」など、一定の条件を満たす患者さんです。この臨床試験の目的は、「CD20 陽性低腫瘍量濾胞性リンパ腫患者を対象に、一次治療におけるrituximab-Pfizerとrituximab-EUの有効性を比較する。本治験ではrituximab-Pfizeとrituximab-EUの有効性(奏効率)が同等であるという主要な仮説を検証する」とされています。

臨床試験の実施者は、「ファイザー株式会社」とされています。実施地域は、「日本、韓国、米国など」とされており、海外ホームページの情報によりますと、その他に英国、フランス、イタリアなど世界20カ国での国際共同臨床試験とされています。現時点では国内の試験実施施設は、「国立病院機構災害医療センター(東京都)」が募集中、「国立病院機構仙台医療センター(宮城県)、国立病院機構東京医療センター(東京都)、国立病院機構まつもと医療センター(長野県)、国立病院機構大阪南医療センター(大阪府)、国立病院機構呉医療センター中国がんセンター(広島県)、国立病院機構九州がんセンター(福岡県)、国立病院機構九州医療センター(福岡県)、国立病院機構長崎医療センター(長崎県)、国立病院機構熊本医療センター(熊本県)」が募集前とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

(※)上記の内容は、このページに掲載された時点での情報に基づいています。また、リンパ腫などに関する臨床試験の情報を提供することを目的としており、特定の臨床試験への参加を推奨することを目的とはしておりません。

(関連リンク)

>>ファイザー製品新薬開発品一覧(ファイザー株式会社ホームページ)

>>臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ(国立がん研究センターがん情報サービス)

>>臨床試験(治験)への参加を考えている方へ(国立がん研究センターがん情報サービス)