濾胞性リンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「CD20陽性低腫瘍量濾胞性リンパ腫患者に対する一次治療におけるPF-05280586とリツキシマブを比較する、無作為化、二重盲検、第3相試験」が「参加者募集中」となっていたところ、予定試験期間が「2018年1月31日まで」に延長されるなど、内容が一部改訂されましたのでお知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
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▲JAPIC 臨床試験情報ホームページ
この臨床試験の対象となるのは、「組織学的に確定診断されたCD20陽性濾胞性リンパ腫の患者」「Ann Arbor 分類がII,IIIまたはIV期の患者」など、一定の条件を満たす患者さんです。この臨床試験の目的は、「CD20 陽性低腫瘍量濾胞性リンパ腫患者を対象に、一次治療におけるrituximab-Pfizerとrituximab-EUの有効性を比較する。本治験ではrituximab-Pfizeとrituximab-EUの有効性(奏効率)が同等であるという主要な仮説を検証する」とされています。
臨床試験の実施者は、「ファイザー株式会社」とされています。実施地域は世界各国での国際共同臨床試験とされています。現時点では国内の試験実施施設は、「名古屋第一赤十字病院、秋田大学医学部附属病院、千葉県がんセンター、国立病院機構九州医療センター、独立行政法人国立病院機構九州がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、国立病院機構金沢医療センター、高知大学医学部附属病院、国立病院機構熊本医療センター、国立病院機構仙台医療センター、長野赤十字病院、国立病院機構長崎医療センター、独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター、大阪市立大学医学部附属病院、国立病院機構東京医療センター、昭和大学病院、国立病院機構災害医療センター、山形大学医学部附属病院、国立病院機構まつもと医療センター」が募集中とされています。
一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。
(※)上記の内容は、このページに掲載された時点での情報に基づいています。また、リンパ腫などに関する臨床試験の情報を提供することを目的としており、特定の臨床試験への参加を推奨することを目的とはしておりません。
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