forodesine(フォロデシン)は、ムンディファーマ株式会社が開発している、経口のプリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)阻害剤であり、現在、「日本人再発・難治性T細胞リンパ腫(PTCL)患者を対象としたフォロデシンの第1・2相臨床試験」が行われています。

この臨床試験に参加できる患者さんは、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)と診断され、過去にPTCLに対する抗がん剤治療を受けた経験があるなど、一定の条件を満たす患者さんが対象となります。第1相ではforodesineの安全性、第2相ではforodesineの有効性と安全性などを調べることを目的としています。

この臨床試験の投与スケジュールは、forodesineカプセルを中止規準に該当するまで毎日2回ずつ飲んでいただくことになっています。また、この臨床試験では第1相、第2相合わせて49名の患者さんが参加する予定となっており、治験実施予定期間は2016年12月31日までとなっています。

この臨床試験は現在、国立がん研究センター中央病院、国立病院機構名古屋医療センター、名古屋第二赤十字病院、国立がん研究センター東病院などで行われています。その他の実施施設や参加できる患者さんの条件など、この試験に関する詳しい情報は >>日本医薬情報センター臨床試験情報臨床試験情報ホームページ に掲載されていますので、試験薬剤名に「フォロデシン」と入力し、検索してください。

 

日本医薬情報センター臨床試験情報臨床試験情報ホームページ

▲日本医薬情報センター臨床試験情報臨床試験情報ホームページ

この臨床試験への参加を考慮なさる場合には、まずは主治医の先生に臨床試験への参加についてご相談ください。また、この臨床試験について更に詳しい情報を知りたい場合には、必ず主治医の先生よりムンディファーマ株式会社の臨床試験お問合せ窓口 JP-Clinical@mundipharma.co.jp までメールにてお問合せください。ムンディファーマ株式会社では、臨床試験の適正な実施や患者さんの個人情報保護などの観点から、医療関係者以外の方からのお問合せには対応していませんので、ご了承ください。

なお、一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

(関連リンク)

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(国立がん研究センターがん情報サービス)

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(国立がん研究センターがん情報サービス)