血液悪性疾患の患者さんを対象とした臨床試験「HLA半合致移植後にシクロフォスファミドを用いたGVHD予防法におけるサイモグロブリン併用を検討する前向き臨床試験 (ミニ移植版)Phase I」が、2013年6月20日付で登録、公開され、「一般募集中(参加医療機関受診により、基準を満たせば被験者となれる)」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
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HLA半合致移植後にシクロフォスファミドを用いたGVHD予防法の臨床第1相試験

▲HLA半合致移植後にシクロフォスファミドを用いたGVHD予防法の臨床第1相試験
(UMIN CTR臨床試験登録情報)

この臨床試験の対象は、「他の治療では治癒や長期生存が期待できない、通常同種造血幹細胞移植の適応となる造血器疾患。対象疾患は急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、骨髄異形成症候群などである」など、一定の条件を満たす血液悪性疾患の患者さんとされています。

この臨床試験の目的は、「骨髄非破壊的前処置を用いたミニ移植での移植後シクロフォスファミドを用いた移植法におけるATG-Gの用量決定を目的とする」とされています。実施責任組織は「国立がん研究センター中央病院」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

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(国立がん研究センターがん情報サービス)

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