「HLA 1座不適合非血縁者間骨髄移植における従来型GVHD予防法と抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン併用GVHD予防法の無作為割付比較試験」が「一般募集中」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。

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HLA 1座不適合非血縁者間骨髄移植における従来型GVHD予防法と抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン併用GVHD予防法の無作為割付比較試験

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この臨床試験の対象は、「急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、成人T細胞白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫 」のいずれかの疾患の患者で、非ホジキンリンパ腫の場合は「低悪性度リンパ腫:化学療法抵抗性、自家移植後の再発、三レジメン以上化学療法施行後の部分寛解期あるいは完全寛解期」「中悪性度リンパ腫:部分寛解期、第二寛解期以降の完全寛解期」「高悪性度リンパ腫:部分寛解期、完全寛解期」のいずれかに該当すること、ホジキンリンパ腫の場合は「部分寛解期、第二寛解期以降の完全寛解期」に該当すること、成人T細胞白血病の場合は「病期は問わない。ただし、骨髄および末梢血中の腫瘍細胞が50%未満の症例」に該当することなど、一定の条件を満たす患者さんとされています。

この臨床試験の目的は、「HLA 1座不適合非血縁者間骨髄移植における、タクロリムス・メトトレキサートによる従来型GVHD予防法とタクロリムス・メトトレキサートにサイモグロブリンを併用したGVHD予防法の治療成功率を無作為割付比較試験によって検討する」とされています。研究責任者の所属組織は「自治医科大学附属病院」、試験の実施責任組織は「日本造血細胞移植学会臨床研究委員会」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

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