理化学研究所よりプレスリリース「悪性リンパ腫増殖に必須なCARMA1活性化の仕組みを発見-悪性リンパ腫増殖に必須なCARMA1活性化の仕組みを発見」が、2015年1月30日付で公開されましたので、お知らせいたします。

「悪性リンパ腫増殖に必須なCARMA1活性化の仕組みを発見-悪性リンパ腫増殖に必須なCARMA1活性化の仕組みを発見

プレスリリースによりますと「びまん(瀰漫)性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、B細胞ががん化したリンパ腫の1つです。DLBCLは遺伝子型によってABC型とGCB型に分類され、ABC型の DLBCL(ABC DLBCL)は、薬の効きにくい悪性リンパ腫であることが知られています」「今回の研究で、ABC DLBCLの増殖と生存に決定的な役割を演じているNF-κBの活性化が、SH3ドメインとGUKドメインの結合を介したCARMA1凝集体の形成によって制御されていることが明らかになりました。従って、この結合を効率よく阻害する薬剤を開発できれば、ABC DLBCLの効果的な治療薬になると期待できます」とのことです。