末梢性T細胞リンパ腫の患者さんを対象とした臨床試験「末梢性T細胞リンパ腫を対象としたE7777の臨床第I/Ib相試験」が、2014年4月3日付で改訂、公開され、「参加者募集中」となっていますので、お知らせいたします。詳細はリンク先をご参照ください。
>>JAPIC臨床試験情報

 

clinicaltrials_20140403_04

▲E7777の臨床第1/1b相試験
(JAPIC臨床試験情報)

この臨床試験の対象は、「組織学的又は細胞学的に末梢性T細胞リンパ腫と診断された患者」「第I相パートでは、化学療法(PUVA療法及びレチノイドを含む)による前治療歴を有し,再発・再燃又は治療抵抗性となった患者」「第Ib相パートでは、CHOP療法の対象となる患者で,アントラサイクリン系若しくはアントラキノン系抗がん剤による前治療歴がない患者」など、一定の条件を満たす患者さんとされています。この臨床試験の目的は、「第I相パート:再発・再燃又は治療抵抗性の末梢性T細胞リンパ腫を対象として,E7777単剤を投与した時の用量制限毒性(DLT)を観察し,最大耐量(MTD)を推定する」「第Ib相パート:CHOP療法を施行する末梢性T細胞リンパ腫を対象として,E7777及びCHOP療法を併用した時のDLTを観察し,MTDを推定する」とされています。この臨床試験の実施責任組織は「エーザイ株式会社」とされています。

一般的に臨床試験は、従来の治療薬や治療法よりも有効であると期待される新薬や新しい治療法などについて、その有効性や安全性などを確かめることを目的として行われますが、期待された効果がみられない場合や、思わぬ副作用が生じる場合もあります。臨床試験への参加を考慮する際には、主治医の先生ともよく話し合い、十分に納得し同意した上で、参加することをお勧めいたします。

(関連リンク)

>>臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)

>>臨床試験(治験)への参加を考えている方へ
(国立がん研究センターがん情報サービス)